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ギザギザの鍵はピッキングに弱い!すぐに対策をしよう

ピッキングに弱いディスクシリンダー

写真のような鍵を使っている方はいますか?こちらの鍵が非常に空き巣の被害が多かった鍵となります。

特徴は、鍵の横にギザギザの刻み込みが入っていることです。このタイプの鍵は、片側にギザギザがあるピンシリンダー構造のものと、両側にギザギザがあるディスクシリンダー構造のものがあります。

この共通するギザギザの鍵というのが、「ピッキング」で簡単に開けられてしまうものとなります。

特に片側にギザギザがある鍵は、両側と比べても難易度が非常に低いものとなるので、玄関の鍵に使っているとしたら危険度★★★★★となります。机とか、ロッカーとか、簡易の鍵として使われるものです。

両側にギザギザがある鍵のディスクシリンダーは、美和ロックの鍵となります。こちらはピッキングに弱い旧型シリンダーの場合は危険度★★★★★です。このディスクシリンダーはもともと住宅の鍵として全国に普及していたものとなりますので、今でもこの鍵を使っている方は多いでしょう。

ディスクシリンダーの普及

平成初め頃は大型の集合住宅、建設ラッシュに伴い、簡単な構造で大型マンションでも同じ鍵とならない膨大な鍵違い数で対応できるディスクシリンダーが普及しました。メンテナンスもしやすく、生産量も多いため、価格も安く賃貸でもよく取り入れられていたディスクシリンダー。

ピッキング被害が社会現象に

ディスクシリンダーが普及したころ、同じくしてピッキング被害も全国で発生。鍵をきちんと閉めていても、簡単な構造であった鍵穴を工具でいじることで開けられてしまったのです。工具も2本あればでき、短時間で終わります。平成12年中は11,000件のピッキング被害がありました。被害が広がった理由には、マンションなど同じ種類の鍵を使いますので、複数件の家が続けて狙われたなどの理由があります。

現在は廃番製品、後継製品があります

現在は新規生産が行われていません。中古の家を買ったり、在庫の鍵を使いまわししている賃貸物件などではまだディスクシリンダーが使われていることがあります。

もしギザギザの鍵を使っている場合の対策は、鍵を交換することです。

ピッキングに強くなった後継製品のU9シリンダーに交換するか、ピッキングが構造上困難となるディンプルキーシリンダーに交換しましょう。

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